納豆とは、煮た大豆に納豆菌をかけて発酵させた日本古来の伝統的な食べ物。
その栄養価の高さも注目され、今や健康フードとして親しまれています。
発酵食品ということで、苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、
健康に良いからとチャレンジしてみた方も少なくないと思います。
そんな納豆ですが、賞味期限は意外と短く、7~10日ほどです。
スーパーの特売でついつい買いすぎちゃったという時、保存に困りますよね。
実は納豆は冷凍保存ができるってご存知でしたか?
今回は、冷凍保存の仕方と解凍方法についてご紹介したいと思います。
なぜ冷凍保存できるの?
その秘密は納豆菌にあります。
納豆菌とは、稲の藁に多く生息する枯草菌の一種で、
なんと藁の1本には1000万個もの納豆菌が付着しているといわれています。
その納豆菌は高温にも低温にも強く、死滅することはないというから驚きです。
程よい温度と湿度で活性化する納豆菌にとっては、
冷凍庫の中ではまさに【休眠】状態となり、活動が停止するそうです。
すなわち発酵を遅らせることができるというわけですね。
それゆえ、長期の保存が可能となり、なんと最長で半年ももつのだとか!
冷凍保存の方法は?
それはズバリ、パックのまま冷凍庫に入れるだけです。
ただし、食材の水分が奪われる冷凍焼けを防ぐためにも、
密封することをおすすめします。
別のタッパーなどに移し替えるのもいいですね。
パックのままでしたら、ビニールなどに入れてしっかりを封をしておいて下さい。
そうすることによって美味しさが保たれます。
ただし忘れてはいけないのは、必ず保存した日を記しておくことです。
あれ?いつ入れたっけ?とわからなくなると大変!
冷凍庫の中で迷子にならないためにも、きちんと記して、
定期的に冷凍庫の中を整理してみるのもいいですね。
解凍方法は?
基本は自然解凍がおすすめです。
常温ならば6時間から8時間くらいで解凍できますが、
10℃以上だと発酵がどんどん進んでいきますので、出しっぱなしには注意です。
食べる前の日に冷蔵庫に移し替えて、ゆっくり解凍するのが一番ベストですね。
でも気づいた時にすぐ食べたい!
そんな時には困ります。
いくら熱々のご飯の上にのせてみても、ガチガチに凍った納豆はなかなか溶けません。
電子レンジは使ってもいいの?
結論から言うと、使ってはだめということはありません。
発砲スチレンのパックなどの場合は、熱で溶ける可能性もあるため、
別の食器に移し替えたほうが良いですね。
もちろん付属のタレやからしも取っておいて下さい。
ただし温めすぎには注意です。
温めることによって発酵が進み、アンモニア臭が増してものすごく臭くなります!
ナットウキナーゼは熱に弱い?
納豆菌が作り出す酵素、ナットウキナーゼは、
血液サラサラにしてくれる大事な栄養素ですが、熱に弱いという説があります。
ネバネバに保護されてはいますが、
加熱しすぎるとやはり栄養素が壊れていってしまいますので、
電子レンジを使う際には様子を見ながら温めることをおすすめします。
電子レンジについている【解凍機能】を使うのもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
基本的に納豆メーカーでは電子レンジ解凍を推奨していないところが多いですが、
それは品質保持のためには当然のことなのかもしれません。
健康のためには毎日続けたい納豆。
自分に合った保存方法を選んで、品質や風味も損なわずに食べたいものですね。
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